算命学の窓

命式を深く読む

数理法と数理表の読み方

数理法(すうりほう)は、命式に潜むエネルギーの量と、その偏りを数字で見る技法です。当サイトの計算結果では「06 数理法」の章に表で示し、その合計を「総エネルギー値」として表示しています。

点数のもと

数理法では、十干と十二支の組み合わせごとに点数が決まっている表を使います。いちばん大きい組み合わせで12点、いちばん小さい組み合わせで1点。当サイトでは『基礎からわかる 算命学の完全独習』(有山茜)の「星のエネルギー値一覧表」と同じ点数を使っています。

計算の流れ

これを10種類の十干すべてについて行い、木・火・土・金・水の五行ごとにまとめたものが、計算結果に表示される表です。五行ごとの偏りが、エネルギーの向かいやすい方向を示すとされます。

総エネルギー値・差数・容力

数字意味
総エネルギー値十干すべてのエネルギー値の合計。命式全体の量の目安
差数五行のうち、いちばん大きい値といちばん小さい値の差(値が0の五行は数えません)
容力差数を総エネルギー値で割った値。大きいほど五行の偏りが強いことを表します

差数と容力の読み方は流派によって幅があるため、当サイトでは参考値として数字を示すにとどめています。

数字が大きいほど良い、ではありません

総エネルギー値の大小は、その人の優劣ではありません。値が大きい命式は外に向かって動く力が強く、小さい命式は感性や精神面で力を発揮しやすいとされます。五行の偏りも同じで、偏りがあるからこそ、その人のエネルギーが向かいやすい方向がはっきりするとされます。

自分の数字は高め?低め?

しくみが分かっても、自分の数字が出たとき、それが多いほうなのか少ないほうなのか、くらべる相手がいないと判断できません。ここから先は、その目安をまとめます。

この目安の出どころ

区切りの数字は、1900年1月1日から2026年12月31日までのすべての生まれ日(46,386通り)について、当サイトが実際に命式を計算し、その散らばり方から求めたものです。算命学の流派が定めた公式な基準ではありません。あくまで「同じ計算方法で出したとき、自分がどのあたりにいるか」の目安としてお使いください。

読み方のほうは、算命学で共通して言われている見方を、かんたんな言葉にまとめました。細かい線引きは流派や書き手によって違います。

総エネルギー値の目安

総エネルギー値は、いちばん小さくて98点、いちばん大きくて387点。真ん中は約210点です。多くの人は185点から245点のあいだに入ります。

総エネルギー値全体の中での位置
160点未満低め(下から約1割)
160〜185点やや低め
185〜245点真ん中あたり(ここに約半数が入ります)
245〜270点やや高め
270点より上高め(上から約1割)

エネルギー値は、車の排気量のようなもの

よく使われるたとえが、車の排気量です。総エネルギー値は「生まれつき積んでいるエンジンの大きさ」で、大きいから偉い・小さいから劣る、というものではありません。大きなエンジンは力が出る代わりに燃料をよく使い、小さなエンジンは合った道でこそ軽やかに走ります。

算命学では、この点数を「一生のあいだに使いきる量」と考えます。運の良し悪しを表す点数ではありません。

「多い」「少ない」の線引きは、決まっていません

何点から「多い」と見るかは、算命学の流派や書き手によって違います。同じ点数を「力が強い」と読むこともあれば「持て余しやすい」と読むこともあります。上の表の区切りも、当サイトが計算して出した目安であって、算命学が定めた基準ではありません。境目のすぐそばの点数なら、上とも下とも言えるくらいに受け取ってください。

差数・容力の目安(五行の偏り)

差数は五行のうち最大と最小の差、容力はそれを総エネルギー値で割った値で、どちらも「偏りの強さ」を表します。差数はいちばん小さくて1点、いちばん大きくて188点、真ん中は約60点。容力は0.006から0.932まであり、真ん中は約0.28です。

偏りの強さ差数容力
小さめ44点未満0.22未満
真ん中あたり44〜78点0.22〜0.35
大きめ78点より上0.35より上

偏りが大きいほど、エネルギーが特定の方向に集まっている状態です。逆に偏りが小さいと、五行にまんべんなく散らばっていることになります。ここでも、どちらが良いということはありません。

なお差数・容力については、読み方をくわしく説明している解説が、無料で読める範囲ではほとんど見あたりませんでした。専門の講座で扱われることが多い項目のようです。当サイトでは、上の表のように「全体の中でどのあたりか」だけをお示しします。

五行ごとの点数を見るとき

表のいちばん右にある五行ごとの点数は、総エネルギー値を5で割った数がひとつの目安になります。たとえば総エネルギー値が210点なら、5で割って42点。これより大きい五行が、その人の力の向かいやすい方向ということになります。

ここでも「点数が高いほど良い」ではありません。点数の高い五行は、一生のあいだによく使う方向。点数の低い五行は、無理に伸ばそうとしなくてよい方向、という見方があります。点数が0の五行があることも珍しくなく、その場合は差数の計算からも外しています。

「従星のエネルギー」も見方は同じ

「02 陽占」に出る従星のエネルギーは、ここまでの数理表とは別の数字です。人体星図に並ぶ十二大従星3つ(初年期・中年期・晩年期)の点数を足したもので、いちばん小さくて3点、いちばん大きくて36点、真ん中は20点です。読み方の考え方は同じなので、あわせて載せておきます。

従星のエネルギー全体の中での位置
15点未満低め(下から約4分の1)
15〜24点真ん中あたり(ここに約半数が入ります)
24点より上高め(上から約4分の1)

算命学では、この合計が多い人を身強(みきょう)、少ない人を身弱(みじゃく)、その中間を身中(みちゅう)と呼びます。身強の線を27点とするか28点とするかは書き手によって違い、合計にかかわらず天将星・天禄星・天南星のどれかを持っていれば身強とみなす、という見方もあります。当サイトの計算では、27点以上の人は全体の約1割です。

ここでも身強が良くて身弱が悪い、ということはありません。身強はエネルギーの使いどころを見つけられないと持て余しやすい、真ん中あたりの人がいちばん社会で動きやすい、と書いている解説もあります。

数字だけで読まないでください

数理法は命式の一面にすぎません。同じ総エネルギー値でも、星の並びや五行の偏り方、天中殺の時期によって出方は変わります。数字は入り口として使い、人体星図や大運・年運とあわせて読むことをおすすめします。

あわせて読む:十二大従星とは宇宙盤とははじめての命式の見方

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