算命学の窓

運気の流れ

天中殺の過ごし方

天中殺(てんちゅうさつ)は、12年のうち2年間、誰にでも平等にめぐってくるとされる期間です。避けようがないものなので、こわがって縮こまるより、「動き方を変える2年」と考えるほうが役に立ちます。算命学では、この時期に避けたほうがよいこと・むしろ向いていることが、はっきり分かれているとされます。

覚えるのではなく、3つの軸で考える

「これは良い・これは悪い」と一つずつ暗記すると、際限がありません。天中殺の言い伝えは、次の3つの軸でだいたい説明がつきます。

向くとされる側避けるとされる側
自力か、他力か他力(辞令・自然な流れ)自力(自分の欲から動く)
始めるか、手放すか手放す・縮小する始める・広げる
有形か、無形か無形(学び・精神・縁)有形(土地・建物・お金)

たとえば「会社の命令による転勤(他力)」は問題なく、「収入を上げたくて自分で決める転職(自力)」は避けたほうがよいとされます。同じ引っ越しでも、どちら側かで扱いが変わるわけです。

この時期に向いていること

慎重にしたほうがよいとされること

場面別の考え方

場面算命学での考え方
転職収入や名誉を求めて自分から動くのは避け、会社からの辞令や指名には素直に従うとよいとされます
独立・事業新しく起こす・広げるのは明けてから。縮小や撤退はむしろ進めやすいとされます
転勤・異動他力にあたるので問題ないとされます。「自分を無にして従う」のが災い除けと言われます
住まい転勤にともなう引っ越しは可。新築や、希望から動く引っ越しは明けてから。内装や模様替えだけなら差し支えないとされます
土地土地のまま使うなら差し支えないとされます。家を建てる目的での購入は明けてからとされます
結婚恋愛やお見合いそのものは可。婚約・結納はセレモニーなので可。式と入籍は明けてからとされます
別れ手放す側なので、離婚そのものは差し支えないとされます。ただし条件の話し合いはまとまりにくいとも言われます
受験・留学大学受験は影響が出やすいとされ、第二志望も受けておくと安心。長期の単身留学より、短期や誰かと一緒のほうが無難とされます
お金借りるのも貸すのも慎重に。返済の予定が狂いやすいとされます。貸すなら、返ってこなくても相手を憎まずにすむ額までと言われます
健康検査や治療は任せる姿勢がよいとされ、自分の判断で病院や担当を次々に変えないほうがよいと言われます

ここに書いたのは、あくまで算命学に伝わる考え方です。体の不調や治療の判断は、占いではなく医療の専門家にご相談ください。

もう始めてしまったときは

天中殺のあいだに何かを始めてしまった場合、あわてて畳む必要はないとされます。基本は「明けるまで現状維持」。そのうえで、明けてから場所や名前を変えて仕切り直すとよいと言われます。この時期の就職も、明けたころに嫌気がさしやすいとされますが、辞めずに続けるのが基本です。

入る前の「お知らせ」

天中殺に入る2年ほど前から、遅くとも半年前には、これから起きることの芽にあたる小さな出来事が起こるとされ、「お知らせ現象」と呼ばれます。転職したい気持ちが強く湧いてくる、車にいたずらをされる、大切にしていた物をなくす、といったものです。

たとえば「転職したい気持ちが湧いたら、天中殺に入る前に済ませておく」「気になることがあれば先に備えておく」といった具合に、不安の種にするのではなく、早めに手を打つきっかけととらえるのが本来の使い方とされます。

こわがりすぎないために

天中殺は、誰にでも同じようにめぐってきます。特別に運の悪い人にだけ起こるものではありません。算命学の基本姿勢は「新しいことを始めるより、力を蓄える時期」。ここで蓄えたものが、明けてからの動き出しを支えると考えます。良し悪しではなく、時期に合った動き方があるだけ、ととらえてください。

自分の天中殺がいつなのかは、命式を出すと確認できます。鑑定書の年運表では天中殺にあたる年を赤字で示し、最後の章では12年周期の運気の波(天中殺バイオリズム)をグラフで表示しています。

あわせて読む:天中殺とは年運とは大運とは

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