命式を深く読む
守護神と忌神とは
守護神(しゅごじん)は、その人の心のバランスを取ってくれるとされる十干(甲・乙・丙…の10種類)です。名前の響きから守ってくれる神様を想像しますが、算命学でいう守護神は、いいこと・悪いことが起きるという意味の吉凶を示すものではありません。生まれ持った気の偏りを整えて、困ったときの支えになる存在という位置づけです。
計算結果のどこに出ているか
01 陰占の枠のなかに「調候守護神:◯(◯◯)・◯(◯◯)」という形で出ています。左から第一守護神・第二守護神・第三守護神で、第一守護神がいちばん働きが大きいとされます。括弧の中は、その干がめぐってきたときに出る十大主星の名前です。すぐ下にある「忌神(いみがみ)」は、守護神の働きをじゃましやすいとされる干です。
守護神の取り方は2種類あります
- 全体守護神法——命式の6つの気(天干3つと地支3つ。蔵干は使いません)を五行に置き換えて、足りない気・多すぎる気を見ながら、その人に必要な気を選ぶ方法
- 調候守護神法——生まれた日の十干(日干)と生まれた月(月支)の組み合わせから、決まった表で選ぶ方法
当サイトが出しているのは調候守護神です。生年月日だけで機械的に決まるので、誰が計算しても同じ結果になります。
季節を調える、という考え方
調候の「調」は調える、「候」は季節のことです。冬に生まれた命式は冷えているので火の干で暖め、夏に生まれた命式は乾いているので水の干で潤す——そんなふうに、生まれ月にかたよった気を打ち消す干が守護神になるとされます。たとえば日干が庚(かのえ・鉄鉱石にたとえられます)の人は、丁(ひのと・炉の火)が守護神になることが多く、火で鍛えられてはじめて道具になる、という自然のたとえで説明されます。
守護神・忌神がめぐってくる年の読み方
守護神の干がめぐってくる年は物事がスムーズに進み、忌神の干がめぐる年は、がんばった割に成果が上がりにくかったり、最後のところで話が変わったりしやすいとされます。どちらの年かは、05 後天運に並んでいるその年の干を、守護神・忌神の干と見比べればわかります。
何が起きやすいかは、計算結果の括弧に入っている十大主星で読みます。自分の守護神の括弧の星を、下の一覧から探してみてください。
守護神の年に起きやすいこと
- 貫索——自立・独立に向く年。一人暮らしや独立、実家を離れる決断がうまく運びやすいとされます
- 石門——気の合う人とグループを作るのによい年。転職・起業や、支えてくれる人との出会いも
- 鳳閣——この年に始めた趣味が、のちのち心の支えになるとされます。資格を取るのにも向く年
- 調舒——自分の生き方を見つめ直す年。一人でじっくり考える時間や一人旅が実りになります
- 禄存——土地や家など形のあるものを持つのに向く年。経営者は事業の拡張にもよいとされます
- 司禄——将来のための貯蓄を始めるのによい年。結婚の話もまとまりやすいとされます
- 車騎——温めていた企画を動かすのに向く年。動きながら直していっても充分やっていけます
- 牽牛——責任ある仕事や役職を任される年。ためらわず引き受けてよいとされます
- 龍高——新しいことをどんどん吸収できる年。留学や、少し思い切った提案も通りやすいとされます
- 玉堂——頭がいちばん冴える年。論文をまとめる・資格試験・進学に向いています
忌神の年に起きやすいこと
- 貫索——独立や転職をしたくなりますが、この年に動くと苦労が付いて回るとされます
- 石門——転勤の話や共同経営の誘いなど、話が舞い込みやすい年。うのみにせず確かめてから
- 鳳閣——断りきれない誘いや後始末に振り回されやすい年。健康診断は忘れずに受けておきましょう
- 調舒——一人になりたいのに時間が取れず、周りに振り回されやすい年。方向性を見失わないように
- 禄存——買った物が負担になりやすい年。趣味以外の、投資目的の買い物は見送るほうが無難です
- 司禄——貯金がいちばん確実。結婚の話は急がず、時間をかけて納得してからで大丈夫です
- 車騎——行動しても空回りしやすい年。慎重に軌道修正しながら進めましょう
- 牽牛——自己アピールが裏目に出やすい年。自慢話にならないよう気配りを
- 龍高——転職や引っ越しは、忌神が過ぎてから動いても充分間に合うとされます
- 玉堂——勉強や試験が思うように進みにくい年。焦らず、のんびり過ごすのがいちばんです
忌神の年は「何をしても無駄な年」という意味ではありません。この時期の苦労は自分を育て、社会性が養われるとされます。大きな決断は人まかせにせず自分で確かめる、うまい話ほど念入りに裏を取る、どんなに親しい相手でも保証人にはならない——気をつけるのはそのくらいで充分です。
表の守護神が、そのまま自分の守護神とは限りません
調候守護神は日干と月支だけで決まるため、同じ日干・同じ生まれ月の人はみな同じ守護神になります。実際の鑑定では、これに全体守護神法(命式全体の五行のバランス)を組み合わせて、その人に合った守護神を見つけるとされます。表から出た守護神は出発点と考えてください。
サイトによって守護神が違うことがあります
調候守護神の表は流派によって中身が異なり、同じ日干・同じ月でも別の干が出ることがあります。当サイトは有山茜『基礎からわかる 算命学の完全独習』の表を採用しています。他の本やサイトと結果が合わないときは、どちらかが間違いというより、流派の違いであることが多いです。
守護神は、当たり・はずれを決めるものではなく、心の調律の目安です。守護神の干がめぐる年は思い切って動いてみる、忌神の干がめぐる年は足元を固めておく——そのくらいの使い方がちょうどよいとされます。
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